広島 胃瘻と経腸栄養療法研究会 設立趣意書
 Hiroshima Meeting for the Study of PEG and Enteric Nutrition Therapy
 (略称: 広島ページェント)

最近の内視鏡的治療の進歩は、著しいものがあります。その中で内視鏡的治療の一つとして、広島県内でも経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)が盛んに施行されております。しかし、PEGの急速な普及に伴い、PEGに関する情報不足から医療現場の戸惑いも多くなってきており、患者様、患者様のご家族においてもPEGによって本来享受されるべき恩恵を必ずしも十分に受けていると言えない現状があると考えられます。

近年、各疾患に対する栄養療法の重要性が再認識されNST(Nutrition Support Team)として取り組みも活発になりつつあります。そのなかでも、PEGに伴う処置やケアは医師のみならず看護師・栄養士・薬剤師・保健師・内視鏡技師など各職種間での連携が非常に重要であります。さらに、胃瘻造設を行う病院やその管理を行う在宅医療スタッフや老人医療施設、在宅訪問看護ステーションなどとの施設間連携も必要で、PEGによる栄養療法は地域医療実践の典型と考えられます。

このような現状から本研究会は設立されました.本研究会は、PEGとその後の経腸栄養療法を共通のテーマとし、これに携わる中国、広島地区の各職種の医療従事者を対象として、教育や啓蒙の機会と研究成果の発表の場を提供することで参加会員の資質向上をはかることを第一の目的としています。さらに本研究会を通して各職種間・各施設間のネットワークを密なものとすることも大きな目的です。なにより患者様に対して標準化された質の高い医療を提供することで患者様のQOLの向上を目指し、さらに一般市民へのPEGや経腸栄養療法に関する正しい情報提供を行うことで社会貢献することを究極の目的としています。